20年前不登校だった私が体験談を語るブログ

「行きたくない」を「生きたくない」に置き換えて

抑揚

抑揚が苦手である

日常と非日常
平日と休日
出会いと別れ
始まりと終わり
手に入れるものと手放すもの

人生はこの繰り返しなのだけれど
気分が上がったり下がったりするのは、とても疲れる

この様な考えから
非日常に分類される旅行は好きではない

非日常に慣れる事に時間を要する私は
やっと非日常に体が慣れた頃、再び日常に戻らなければならない事に対して
旅先で体験する楽しさよりも自身に内在する苦痛の方が上回る

絶景を見に出かけたりパワースポットに行く事よりも
毎日同じ場所でルーティーンを繰り返す事の方が
自分にとって心の安らぎに繋がる

「終わり」を経験しなければならないくらいなら
最初から「始まり」など無ければ良い

いずれ手放さなければならないものは、手に入れない

この様な思考は
外的要因から徐々に内的要因へと向かう

親や友人や知人
出会った人達とのご縁をどんなに大切にしていても
この世は寿命という避けられないものによって
必ず別れの時が来るように出来ている

別れという悲しさを経験しなければならないくらいなら
最初から出会いの喜びなど手放したい

大切な人であればある程、その想いは強くなる

親に恵まれなかった人に怒られるだろうけれど
親なんて、最初からいなければ
別れを辛く感じる事も無いのに

私の身にも、必ず死が訪れるなら
初めからこの世に産まれて来なければ良かったのに

 
なんていう変なポエムを考えていても
淡々と明日はやってくる

淡々と陽は沈み、淡々と陽は昇る

そしてふと気付く

それらすべての事象に抑揚をつけているのは自分自身だと

 

そんな訳で、おやすみ世界。