元不登校児達は今 Vol.2
こんばんは
先日『昔学校に行っていなかった』と言う共通項を持つ友人達と食事に行きました。
その事を少しツイッターに書いたところ、普段は本当にただの独り言でしかない私のツイートに珍しく若干の反響がありました
私のツイアカで32ファボ9RTは奇跡のバズり具合
それに加え、このブログで1番多く読まれている記事が『元不登校児達は今』という記事でして、意外と色んな人が昔不登校だった人の今を気にしているのだなと改めて感じた次第です。
ですので、本日は先の食事会のレポを書ける範囲で少し。
集まった人(年齢は2018年現在)
T君(40歳)
今回の食事会を企画してくれた人。こちらの記事にも書かせてもらったT君です、彼の経歴は↓こちらの記事からどうぞ。
G君(40歳)
小1からずっと学校へ行かず大人になったG君。10年来の知り合いなのに挨拶程度しかした事がなく、今回の食事会で初めてゆっくり話をしました。なかなか大変な幼少期を過ごしていたそうです。4年制大学卒業(だったかな??)。現在は似た境遇の人達と共同生活をしています。
H君(年齢忘れたけど30代前半)
G君同様に、不登校だけでなく、この様なパブリックな場では書けないような、なかなか複雑な家庭環境で育ったH君。奨学金で4年制大学卒業。現在は本人曰く「同居人」と同居しています。
私(38歳)
普段は付き合い悪いくせに紅一点な場所だと高確率で出現するでお馴染みのわたくしです、現在は一人暮らし。不登校歴は↓こちらから
私は現在、人にとある事をお教えするお仕事、私を除く3人は同じ職場で福祉の仕事をしています。
食事会レポ
皆の仕事が終わった夜に集合。場所は近所で美味しいと評判の中華料理屋さん、美味しいだけあって値段も麻婆豆腐が千円以上するそこそこ高級なお店でした。
コースではなかった為、皆でメニューを見ながら何を注文しようかと相談。
私は今、諸般の事情により結構お金が無いので何を頼もうかなと考えていたところ
T君「それぞれ食べられる量とか個人差があるし、お金の都合もあるだろうから頼みたい物を頼んでシェアできるものはしたらいいんじゃない?僕はシェアするわ」
H君「ああ、僕も大食いでめっちゃ食べてしまうんで、割り勘だと食が細い人は損ですもんね、そうしましょう」
という提案をしてくれたので、遠慮なく
私「じゃあ私、ライス小(150円)だけ頼んでシェアしてくれるものをおかずにしてもいいかね?」
と、協調性の無さを発揮したところ
T君「ええwwwwwそれwwwwいや、うん、良いと思うわwww伝説になるわそれwww」
と言ってくれたんですけど、さすがにアレかなと思い、ライスとなんかもう一品を注文。
「いやーしかし、学校行かなくなった頃はさあ、学歴も無いし勉強もしてないし、そんな人間が生きていける筈が無いと思ってたから、もう人生終わりだとか大人になる頃には死んでるんやろなとか思ってたけど、まさかこんな年になってこんな日が来るなんてねえ」
「いやホント想像もしてなかったよねえ」
という事から、いつから学校行かなくなったのか、その頃はどんな風に過ごしていたのか、上の画像にあるツイッターに記したような事を話しました
その後それぞれの近況から今後何をしたいかという話題へ、色々話をした中から一部抜粋。
H君「とりあえず引越ししたいですね」
彼は数年前、空き巣に入られた事があります。
場所的にも空き巣に狙われやすそうな部屋に住んでいるため引越ししたいと昔から話しているのですが、お金の管理が苦手なのでなかなか実現できないとの事。
空き巣に入られた時、私は彼とすでに知り合いだった為当時は驚きました
が
後日話を聞いたところ、空き巣が最も狙う現金はほぼ部屋に無く、通帳も見られた形跡があったものの残高30円だった為盗まれず、結局、小物類や貴重なエロDVDのコレクションを持っていかれ、後日保険会社の男性担当者にDVDのタイトルをフルで伝えたところ「それは盗られたら相当辛いやつですね・・・」と心底同情されて他の物は相場価格の保険金しか下りなかったのにエロDVDだけ定価で保険金が下りたという、他人事で申し訳ないんですけどこれは何度聞いても笑ってしまうエピソードです。
G君からは
「職場の冷蔵庫にあるお酒を仕事中普通に飲んでめちゃくちゃ怒られた」
「原付免許を取り消されたけどその後も無免許で大学に原付で通ってた」
という自由すぎるお話を聞けました
無免許でも意外とバレないですよ(*´ω`*)と、G君はとても優しい微笑みを浮かべながら話してくれたんですけど
いやいや「バレないですよ(*´ω`*)」とかいう問題じゃないと思うのですがw
みたいな、その柔和な表情とエピソードのアンバランスさが面白かったです。
私はといいますと
「今困っている事は無いか」と聞かれ
「うーん、もともと生き方が不器用やからなぁ・・・」と呟いたところ、全員から『いやそれ多分ここにいる皆そうだと思うけど』というツッコミを受けて、ですよねーwwwみたいな
さいごに
不登校を経験した人の全てが当てはまる訳では無いとは思いますが、少なくともこの記事に登場した4人は『不登校だった』という幼少期の大きな躓きから、いびつな形のまま大人になったのだなと感じます。
ですので不登校以外の事に関しても失敗談に事欠くことはありません。
ですが、辛い経験をした分、他者に優しく、失敗を笑い飛ばすたくましさもあり、共通項を持った者同士で共有した時間は気楽で心地よいものでした。
もう40代に差し掛かろうとしているにもかかわらず、生きていく上で必要な協調性も社会性も欠けている私ですが、これからも同じく協調性や社会性が欠けている彼らに助けられ、私が力になれる事があれば手を差し伸べ、支え合いながら生きて行ければ良いなと考えています。
以上、元不登校児たちによるお食事会レポでした。