20年前不登校だった私が体験談を語るブログ

「行きたくない」を「生きたくない」に置き換えて

本質

昔ね、20歳くらいの時に不登校の子が行く適応指導教室にボランティアで行ってたことあるんですよ、今も多分全国にあると思うんですけど、不登校の子がとりあえずそこ行ったら、行った回数が学校の出席日数として加算されるシステムになってる所です。

それはそれでまあ良いなとは思うんですけどね
そこの適応指導教室の名前がね

『かがやき』

かがやき????
かがやきwwwwwwwwwwww

友人のピーもね、私がそういうのやり出したってんで、まあでももうピーもその頃にはそこそこ忙しくしてたんで別の日に行ってたんですけど

あ、友人ピーについては↓こちらをどうぞ

cake-peropero.hatenablog.com

かがやきてwwwwww何それwwww
普通に「適応指導教室」の方がまだマシじゃね?www
なんでそんな変な名前付けんの?てか名前必要なの?www

ってね
2人で笑ってました

的確にいうならば
馬鹿にしてました

多分意味わかんないと思うんで説明しますけど

こういう名前の福祉的な施設って結構多いなって思うんですけどね

この
かがやき
の何がおもろいかっていうとね

この名前をつけた人の思惑として
不登校の人は輝いてない』って先入観がまず前提にあるんですよね

で、今はわかんないけど、私達がボラで行ってた適応指導教室って、すーーーーっごいショボかったんですよ

どっかの廃園になった保育園だか、なんかそんな所をリフォームもせずまんま再利用みたいな
だから、全体的にもう「廃れてる感」が最初からあって
で、そこを主に取り仕切ってたのが、元教諭を定年退職したおじいちゃんおばあちゃんばっかで

そもそも不登校の人って、学校の教員が嫌いな人結構多いんですよ、理由は様々ですけど

で、人間て人生経験積めば積むほど頭固くなるじゃないですか
社会人として何十年と生きてきたとは言え、幼い頃から定年にいたるまで、特に大きな疑問も抱かずに学校から出た事ないまま育ったベテラン教員

そういう人達って、要は、おそらくですけどこの世で一番「不登校の気持ちが分かりにくい」人達なんですよね。

その人達のつけたネーミングが

かがやき

廃園になったジメジメ薄暗い所で

かがやき

あなた達は不登校だから輝いていないので(このジメジメ薄暗い所で)輝こうね!

っていうすっごいズレたメッセージ性を含んでるように見えたんですよね

でまあ、言ってる本人達は良い事をしていると思い込んでるので、言ってる人は輝いてるんですよ

それが滑稽でね
まあ、そういう理由でおもろかったです

で、「ここじゃ自分の輝きすら失せるな」と思ったので行かなくなったんですけどね

もうあんま行く気ないですみたいな事を市の教育委員会に言ったら

じゃあ家から出なくてかがやきに来てない子の家に直接行ってもらえないか
という依頼がありまして

かがやき

に行っていない子の家に直接行って、なんか一緒に遊んだりとかしてたんですけど

これにはもう1つのミッションがありまして
最終的には、誰とも会おうとしていない子と接する中で「かがやき」に連れてこれるように働きかけて欲しいと

まあ「分かりました」とは言いましたけど

いやいやいやwwwww
スパイじゃんそれwwwww
私かがやきのスパイなの?www
かがやきスパイwwwwwww
輝かしいスパイwwwww

みたいなね

当然そんな働きかけはしなかったです
当時の私は上に「それおかしくない?」と言うだけの頭が無かったので「なんかそう促しました」って言ったけどね

するわけ無いじゃんそんな事、いや、したかも知れないよく分かってなかったので、でもなんか「かがやき行ってみたら(白目)」みたいな、一緒に遊ぶのは全力でもその事に関してだけはすごい適当だった気がします。

不登校の人って別にそれで輝いてない訳じゃないし、無理に輝かそうとするにしても、あそこじゃせっかくの原石がただの石になるなと
なんかそんな風に思いました。

「かがやきの職員」は、今も輝いているんだろうなと思うと、おもろいなーと思います。

以上です。