20年前不登校だった私が体験談を語るブログ

「行きたくない」を「生きたくない」に置き換えて

年末年始・お正月にお祝いムードな気分になれない人へ -「めでたいから祝え」という謎の圧力-

 

みつまりですこんばんは
本日は情報提供の為に参上しました。

こちらのブログの趣旨から若干逸れますが、今日はざっくりと「年末年始・お正月にお祝いムードな気分になれない人」への記事とさせていただきます。

年末年始と言いますと、学校は休みになり仕事も年末で一旦片付き帰省ラッシュが始まり、スーパーには高級な食材が並びそれを大量に購入する人たちで溢れ、何となく心はやる時期かと思います。

ただ、12月が1月になり2017年が2018年になるだけで本当は普段とさして変わらないのですが、何だか社会全体が「めでたいから祝え」と無言の圧力を加えてくる時期です。

この様な「社会全体の人が似たような事をする」的な時期って
単身生活者や貧困な環境に置かれている人にとっては
より一層孤独を感じやすい時期でもあります。

私が昔働いていた、とある福祉事業所には40代50代の単身生活者が割といらっしゃり、その中には、身内はご存命でも連絡を取っていないという人も少なくありませんでした。

なので、お正月は一人で過ごすという人も多かったです。

その人達に「お正月は何をして過ごされる予定ですか?」と聞いたら
『いつも通りコンビニの弁当を食べるだけ。』という答えが返ってきました

それが幸か不幸か良いとか悪いとか、その人がどう思っているのかという話ではなく、そういう人もいるよっていうお話。

私も小さい頃こそ盆正月には親戚で集まるのが好きな子供だったけれど
今では盆正月になると「帰省しなければならない」というプレッシャーで具合が悪くなります。

その事に関しては↓こちらの記事にチラッと書きました。

ですので、先述した人から話を聞いた時の個人的な感想としては
「ああ、なんだお正月一人で過ごす人って結構いるんだなー」と思ってちょっと嬉しくて

その事を知った年のお正月は、お正月らしい事は特にしませんでしたがとても心穏やかに過ごせました。

どのような境遇であれ「自分一人だけじゃない」という事は、本当に心強いものなのだと感じた次第です。

私の一人語りはこの辺までにして
以下、情報提供ですご査収ください。

 

「ひとり」にならざるを得なかった…ひきこもり当事者が恐れた「金銭問題」

【記事内引用】

「できる限りお金を使わないように、電気をまめに消したりとか、お風呂に1週間入らなかったりしたこともありました。今考えれば数円しか変わらないところに当時はとても執着していました。そうすることで、自分の寿命が1日でも延びるような気がしていました」(平野さん)

news.yahoo.co.jp

 

湯浅誠さん

【記事内引用】 

――当事者が主体となる意義とは

やはり同じような当事者にもたらすインパクトが違います。例えば私が当事者の方に「できますよ」と言っても、「そうは言っても、私たちとは違うんでしょ」という風に思われるでしょう。

 

 

「普通」「普通じゃない」の構造が変わらない限り、世の中が多様化すればするほど、生きづらい人が増えていくことになります。いずれも等価であるという価値観が生まれることが理想です。

withnews.jp

湯浅誠さんは、福祉と切り離せない貧困の問題について深い見識があり
貧困や貧困が及ぼす子どもへの影響、ひきこもり、生活保護
様々な社会的孤立についての研究と支援を行っていらっしゃいます

ちなみに先ほど述べた単身生活者の中には生活保護を受給しながら生活している方も多くいらっしゃいました(だから生活保護受給者=可哀想とか孤独とか言う訳ではありません)

見出しにするほどよく知ってる訳ではないのですが、とにかく私の周囲の福祉の人達から回ってくる情報の中で普段から頻繁に目にする人物です。

湯浅誠さんのFacebookページは↓こちらです(誰でも見れます)

 

本日は以上です。